FIVE ONEで仕立てる、自分だけの一着。

 

オーダースーツという言葉を聞いて、どんな印象を持つだろう。お偉いさんが着る高級なもので、お店に入るには気後れする、とかだろうか。

たしかにこの歳だと、まだまだ近寄りがたいイメージがあるのも事実。

 

けれど社会人になってもう数年が経ち、なんとなく自分に似合う色だったり形が分かってきたことで、『そろそろ自分だけの1点ものを手にしてみたい…』と考えている人はきっと多いはずだ。

 

でもいざ買いたいと思い調べてみても、情報が少ないことが僕たちを困らせる理由。

ネット上に溢れる有象無象の情報はいまいち感覚にフィットしないものばかりだし、インスタグラムで検索した結果もなんだかピンとこない。

 

気になるし、もっと詳しくなりたいけどどうすれば…と思い悩んでいたとき、『あ!』と思い出したのが泉(イズミ)さん

銀座に本店があるオーダースーツショップ『FIVEONE』(ファイブワン)の店長だ。

 

 

共通の知人である伸太朗(シンタロウ)さんをきっかけに仲良くなり、今ではときたま飲む仲の僕たち。

さっそく思いの丈を伝えたところ、ぜひ一度店に来てほしいとのこと。

 

「僕はいろんな人、特にシュンくんのような20代後半の世代にもっと気軽にスーツを楽しんでほしいと考えてます。

セビロにはルールがたくさんあると思われがちですが、縛られることなく自由に着ていいんだよということを伝えたいんですよね。

だからそんなに堅くならず、一度試しに来てください!」

 

店の人がそう考えているんだと知れると、なんだか少し勇気が出てきた。

 

そういえば、それこそ伸太朗さんがオーダースーツに興味があるとこの前言っていたような…。

思い出して声をかけてみると、二つ返事で『行きたい!』とのこと。こうして僕たちは泉さんの待つ『FIVEONE 銀座本店』へと向かうことに。

 

 

古着にも合うオーダースーツを。

 

フリーの編集者・ライターとして活動する伸太朗さんは、少しいなたさを感じさせるアメリカンな装いがトレードマーク。

彼は100個以上のキャップコレクションがあるという、生粋のキャップフリークでもある。

今日は落ち着いたブラウン系のパンツとシューズに、パキっとした水色のシャツがよく映えるスタイリング。

 

 

伸太朗さんは普段スーツやジャケットを着る機会は少なそうだけど、今回どんなイメージを持っているんだろうか。

 

伸太朗「自分は古着をベースにしたスタイルが多いから、そのいつもの感じに馴染むイメージで作りたいんだよね。

だから、特に生地にはこだわりたい。迷いすぎて決まらない気がするけど(笑)」

 

心配をしつつ、さっそく泉さんによるヒアリングがスタート。

 

 

まず決めていくのはスーツ全体の形。一般的でシンプルなシングルブレスト、重厚感のあるダブルブレストの2パターンがあり、どちらを選ぶかで大きく印象は変わってくる。

 

伸太朗「男らしいダブルもかっこいいけど、日常的にさらっと着れるものが欲しいから今回はシングルブレストにします。ボタンは今っぽく2ボタンで」

 

元から知識があることもあり、サクサクと希望を伝え、今度はジャケットの細かい部分の調整に。

フラップと呼ばれるポケットのふた部分や、後ろ姿の決め手になるベントなど、仕様が選べる箇所の多さもさることながら、それぞれにいくつもの選択肢があるのがオーダースーツの魅力。

 

 

 

 

伸太朗「これだけあるとすごく迷う。でも、この時間が楽しいね!」

 

悩みながらも笑顔がこぼれる伸太朗さん。自分だけの一着を作り上げるこの時間は、ファッションフリークにはたまらないはず。

大事なポイントである生地選びに突入したら、泉さんとジャケットの仕様を決めていく。

 

「普段のスタイルを考えると、キャップやスニーカーにも合う雰囲気のモノがよさそうですね。実際に生地を見て、イメージを擦り合わせていきましょう」

 

そう言って持ってきてくれたのはたくさんのサンプル。

 

 

 

「季節感は重視しますか?」「柄はそんなに目立たない方がよさそうですね」と、観点を変えて質問し、内に秘めた気持ちを掬い取ってくれる。

 

いくつか質問に答え、「意外とすんなり決まりそう」と伸太朗さん。

 

今回彼が選んだのは、スコッチ・ツイードの代名詞ともいえる〈ハリス・ツイード〉。

青色の糸を基調としながら、織り込まれた黒が落ち着いた雰囲気だ。

 

 

生地が決まれば、ボタンと裏地の色を合わせていく段階に。

 

「決して目立つ部分ではないですが、こういうところにこそオーダーの良さが出るんです。

ジャケットを脱いだときや、手元に目が向けられたとき。そんな何気ない瞬間に個性が見えると、ハっとしますよね」

 

 

普段目につきにくいところこそこだわりをもつ。それができるのもオーダーの良さ。

最後のパーツまで選び終えたら、寸法を測りながらシルエットや丈感を決めていく。

 

 

ジャケットの丈感やパンツのわたり幅で印象は大きく変わるから、ここが集中どき。

採寸をしていると泉さんから「普段のスタイルに合わせるなら、通常より少しゆとりをもたせたシルエットにしましょうか」と提案が。

 

「スニーカーを履くことが多いのでその方が合いそうですね。ぜひお願いします」と、伸太朗さんもその言葉にしっくりきた様子。

 

 

細部まで採寸し終えたところでこの日の打ち合わせは終了。初めてのオーダーを終えて、どう感じたかが気になる。

 

伸太朗「自分の好みを反映できるポイントがたくさんあって、1つひとつ選ぶ工程が楽しかったな。

自分のスタイルに合わせてアドバイスをくれるから使っているシーンが想像できたし、理想的なモノができると思う」

 

ディティールまでしっかりと話し合って詰めた分、満足した様子。

 

「自社工場ですべての商品をハンドメイドで仕立てるので、納品までは約1ヶ月半ほどお時間をいただきます。少し先になりますが、完成を楽しみにしててください」と泉さん。

 

ここでひとつ、伸太朗さんから質問が。

 

伸太朗「そういえば、セットアップが欲しいと言っている女性の知り合いがいるのですが、女性のオーダーも可能ですか?」

 

「もちろんです! 同じように作ることができますので、ぜひいらしてみてください」

 

オーダースーツは男性のイメージが強かったけど、『FIVEONE』では女性も同じようにオーダーできるそうだ。

さっそく伸太朗さんは、僕と共通の友人である咲(サキ)に連絡をしてみることに。

 

 

“大人” と “ラフ” が共存するセットアップ。

 

当日。紹介を受けてお店にやってきた咲。オーダースーツが欲しいと思ったきっかけってなに?

 

「仕事でときたまスーツを着る機会があるんだけど、日常的に着るわけじゃないし、良いものを買うのはためらってて。

けど、さらっと羽織れるようなモノであれば、プライベートでもジャケットを着る機会が増えるし、それがオーダーなら、より着たくなるんじゃないかなと思ったんだよね」

 

たしかにジャケットを取り入れることで、より大人なスタイルが楽しめそう。

 

「でも、漠然としたイメージしか持ってないしスーツの知識もないから、自分の理想の形になるのかな…って、そこは少し不安なんだ」

 

知識がないとやっぱり不安に感じるもの。そんな気持ちを持ちつつ、泉さんと初めまして。

 

 

「こんにちは! 今日はよろしくお願いします。ちょっと緊張されてますね(笑)」

 

サキの緊張をほぐすように、笑顔で迎えてくれる泉さん。

 

「それじゃあ始めていきましょうか」

 

 

オーダーの流れは男性と同じだけど、レディースのセットアップの場合、パンツかスカートかを選べるようだ。

今回咲は着回し重視で、シングルブレストのジャケットとパンツスタイルを選択。

 

続いて生地選びとして泉さんがサンプルを持ってくると、「わ、すごい! こんなにいっぱいあるんだ!」と、いたく感動した様子。

初めての経験に興味津々だ。

 

 

「柄がある生地がいいっていうのは決めてたんだけど、全部可愛くて悩む…。泉さん、助けてください!(笑)」

 

 

「そういうお客様もたくさんいらっしゃるので、迷ったときには頼ってください(笑)。

この柄であれば女性でも着やすい軽やかさがありつつ明るすぎない色味なので、どんな服にも合わせやすいと思いますよ」

と、さっそくおすすめを提案してくれた。

 

 

「たしかに、これ気になってました! そしたら泉さんのおすすめでもあるこちらにしてみます!」

 

迷いながらサキが選んだのは、イギリスの老舗メーカー〈Savile Clifford〉(サヴィル クリフォード)の、伝統的なグレカナート・チェック。

 

 

迷ったときは、日々スーツに触れているプロに頼ってみる。そんな選び方もいいよね。

生地を決めたら、ジャケットのディティールを選んでいこう。

 

 

ジャケットの内側に名前を入れたり、刺繍の色を変えたり、組み合わせは無限大。

 

「せっかくだし、筆記体で名前も入れてみようかな」

 

自分だけの一着だもの。愛着が湧く、こだわりのひと手間を加えるのがいいね。

ディティールが決まったら、今度は採寸のステップへ。

 

 

「レディースのジャケットはウエストがぎゅっと絞られているものが多いですが、少しボックス気味の、メンズに近いシルエットにしてみるのはどうでしょう?

少しカジュアルな雰囲気が出ると思いますよ」

 

より希望に近づくよう、的確なアドバイスで導いてくれる泉さん。

 

 

「パンツはフレアシルエットにしたいと思ってて。ちょうどいいバランスに調整してほしいです!」

 

咲も自分の要望を伝えながら、微調整をしていく。採寸が完了したところで、オーダーは終了。

初めてのオーダーはどうだった?

 

「あんなに生地があるって知らなくて、とっても迷ったけど選ぶのも楽しかったな。

私の漠然としたイメージを具体的なオーダーまで導いてくれた泉さんに感謝です」

 

最初は緊張していたけど、最後には満足そうな様子の咲。さあ、一体どんな仕上がりになるんだろう。

 

 

自分だけの一着とご対面。

 

約1ヶ月半後、商品完成の知らせを受けた2人は再度お店へ。

 

「お待たせしました! 良い仕上がりになってますよ」という泉さんからの言葉に、ますますワクワク感が増してくる。

まずは伸太朗さんから。

 

 

伸太朗「おおー! イメージ通りでかっこいいです! ハリス・ツイードのロゴも輝いてますね。」

 

見た目はばっちりみたいだ。それじゃ、試着をしてみよう。着心地はどうでしょう?

 

 

伸太朗「ほどよいゆとりのあるフィット感が完璧。キャップとスニーカーにも自然になじむシルエットで、この上ない仕上がりだね。

プライベートでも着やすいし、手持ちのアイテムにも合いそう」

 

 

たしかに今日身に着けているアイテムとも相性がばっちり。ゆとりのあるシルエットが、伸太朗さんのラフな雰囲気と相性抜群。

 

続いて、咲のセットアップをお披露目。

 

 

「か、可愛い…! 早く着てみたいです!」

 

待ちきれない様子で、さっそく試着。

 

 

「あの生地が実際に服になると、こんなに可愛くなるんだ! ジャケットのシルエットも、袖を通したときのフィット感も、大満足です!」

 

想像以上の出来栄えに咲も大満足。

 

 

チェック柄のラフな雰囲気が、落ち着いたトーンの色味をカジュアルダウンさせてくれる、こなれた一着に仕上がった。

ちなみに『FIVEONE』では、納品時のサイズお直しが無料でできる。納品後も1ヶ月間の品質保証があるから、万が一サイズが合わなくても安心。

 

 

とっておきの一着で、昼下がりの街をゆく。

 

伸太朗さんがイメージしていた “古着に合うスーツ”。咲が求めていた “大人とラフの共存”。それぞれのテーマがぴったりとハマった、素敵な2着に仕上がった。

 

 

オーダースーツがくれるもの。

 

なんとなく手を出しづらいなと思っていたオーダースーツは、出来上がるまでの工程を知ることで心理的なハードルが下がったように感じる。

楽しそうな2人の表情を見ていて思ったのは、作り上げるその一連の過程もオーダースーツの魅力なのだということ。

 

今の時代、スーツを着ない人が増えたり、Tシャツもワンシーズンだけで着終えたり、服を取り巻く環境は色々なカタチを見せている。

 

そのなかでオーダースーツの一番の価値はなんなのか。

それは、“自信を身に纏えること” かもしれない。

 

想いを込めて作り上げた “自分のために在る服” は、自分を最も良く見せてくれる。

真心こもった一着を身に纏うことで、自然と目から、顔つきから、自信が溢れ出す気がするんだ。 

 

 

2人が見せるこの笑顔が、きっとそのことを証明している。

 

 

FIVEONEからの特別プレゼント

 

 

今回この記事を読んでくれた人には、FIVEONEで使える特別クーポンをプレゼント。

対象期間中にスーツもしくはジャケットを注文すると、オーダーシャツが1着無料でもらえるスペシャルな内容だ。

この機会に、ぜひオーダースーツデビューをしてみるのはどうだろう?

詳細は下記をチェック。

 

  • 対象期間:2022年3月12日~2022年8月31日
  • 対象店舗:FIVEONE 銀座本店 / 大阪本店 / 福岡店
  • 利用方法:来店時に下記画像を提示

 

 

僕らの友達

 

■泉敬人(イズミ タカト)

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■川邊伸太朗(カワベ シンタロウ)

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■鶴田咲(ツルダ サキ)

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今回訪れたお店

 

■FIVE ONE 銀座本店

「人間に向かう服。」をモットーに、世界に通用する背広づくりを目指して、創業の1964年から手仕事での製作にこだわり続けているショップ。ファクトリーの直営店となるFIVEONE銀座本店、大阪本店、福岡店では、すべてのお客様へ最高品質のオーダーメードを提供する。

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Intervewed, Written by Takumi sakamoto

Photographed by 〜〜

Edited by Shun Shimizu

FIVE ONEで仕立てる、自分だけの一着。