【台湾ガールの現在地<台北女森> vol.4】Hana(ハナ)

台湾と聞いて、みんなはどんなイメージを持つだろう。

日本と近く、飛行機ですぐ行ける場所。おいしいご飯があって、文化的にも近い。

流行りのタピオカドリンクもそうだけど、伝統料理も口に合うし、安心して楽しめるコンテンツが総じて多い旅先。

そんな感覚を持っているんじゃないかな? そしてみんなと同じように、チトセも台湾が大好きだ。

だからこそ、チトセはみんなにもっと台湾の魅力を伝えていきたい。

定番となるような観光スポットも楽しいし、コアな台湾アパレルブランドから、日本の音楽シーンで知名度を増すアーティスト、はたまた自分の叶えたい夢を追いかける台湾ガールまで。

モノ・コト・ヒトの3軸で、台湾の魅力にチトセなりのフィルターを通して迫っていくよ。

 

講到 “台灣”,你們有什麼印象? 離日本近,一座飛機很容易就能到達。好多美食,在文化上也跟日本相似。流行的珍珠奶茶,以及傳統美食也適合我們的口味,擁有豐富內容又能夠盡心享受的旅遊目的地。

大家是否也有這些印象? 和大家一樣,我們 “チトセ” 也非常喜愛台灣。因為如此,我們想讓大家知道台灣各種各樣的魅力。

當然會介紹一些必去的旅遊景點,要有台灣本土的時尚品牌,最近在日本音樂界也漸漸增加知名度的歌手,甚至也會介紹正追求自己的夢想的台灣少男少女。

我們會以 “人事物” 這3個軸心,透過 “チトセ” 的觀點來介紹台灣的魅力。 


 

台湾ガールの現在地<台北女森>

場所は台湾にて。台湾を拠点に活動するフォトグラファー 陳育維(Chen Yu Wei、愛称:ユウ)と共に、僕らと同世代の台湾ガールに迫っていくスナップ企画。

<台北女森>とは、ユウが次回出す写真集のタイトルだ。

台北は首都として、活気のあるエネルギーや数え切れないほど多くの機会、ペースの速い生活リズムで人々が暮らしている。

1970年代以降は労働移住の波が台北に押し寄せ、毎年多くの人が人生の新しいページを切り開くため台北にやってきた。

そのなかには、1983年公開の台湾映画<海灘的一天>(英題:That Day, on the beach)のなかのキャリーのような、自分の心の声に正直に耳を澄まし、台北に訪れ理想の生活を過ごして、自分のしたい恋愛をするような、そんな女の子達も含まれている。

この街は広大な森林のようで、たくさんのキャリーのような女の子がいる。今回はキャリーのように生きている女の子たちを、<台北女森>という作品のなかで紹介していくことにした。

 

台灣女孩的現在地<台北女森>

這系列企劃是在台灣,與台灣攝影師 陳育維(chen yu wei)一起,認識與我們同年代的台灣女孩。

台北,作為首都展露了茂盛的精力、無數的機會及快節奏的步調。

70年代以來,一波又一波的移工潮流向台北,每年都有無數人上北展開人生新的一頁。

在這之中包含了像是1983的台灣電影《海灘的一天》裏頭佳莉那樣的女孩,義無反顧地跟隨自身內心聲音,上台北過她理想中的生活、談她想談的戀愛。

這座城市如同一座巨大的森林,裡頭有數不清的佳莉,每人都有自己的故事,都是我眼中的「台北女森」。

 

 

vol.4 丁佳慧、Hana(ハナ)

名前:丁佳慧(Hana Lin)、Hana(ハナ)

年齢:24歳

ハナは1996年生まれの24歳。台湾のバンド『問題總部 It’s Your Fault』のヴォーカルをしている。
 

丁佳慧,1996年出生,現年24歲。擔任台灣樂團『問題總部 It’s Your Fault』的主唱。

 

そんなハナに聞いてみた。なぜ、音楽に興味を持ったんだろう。

「物心ついた頃から、新しい音や楽器に出会ったときはいつも目を輝かせているような子どもでした。小学3年生の頃に父にピアノを習いたいとお願いしてやらせてもらったことが、深くのめり込むきっかけで。

高校ではホットミュージックのクラブに参加し、大学ではアコースティックの活動を一通りしてから現在のバンドを組みました。

今はヴォーカルとして所属するIt’s Your Fault以外に、個人プロジェクトにも少しずつ取り組んでいます。

振り返ってみると、音楽は自分の人生において切り離すことができないものだと思っています」

 

首先,最想知道的是佳慧大概從何時、怎麼對音樂產生興趣的呢?

「從有記憶以來就非常喜歡音樂了,跟各種新的聲音、樂器碰面的時候總是眼睛發亮,三年級時拜託爸爸說想學鋼琴,國小音樂課拿到直笛的時候也好快樂,持續在直笛團待了很多年,高中參加熱音社,後來大學弄過一些不插電演出後組了樂團。

現在除了問題總部(It’s Your Fault)之外,也有慢慢在做自己的個人project,回頭檢視才發現人生跟音樂沒有辦法分開,是人生中相當重要的夥伴。」

 

--今は音楽一本で勝負してるのかな?

「やりながら模索している感じです。今はまだフリーターで、多くて1ヶ月に仕事を3つしている状態で。仕事の合間を縫って、バンドの仕事、曲の制作、収録、演出等に時間を充てています。

生活はそこまで楽ではないけど、音楽を続けることができるだけで十分だと思っているので、幸せですね」

 

--現在算是全職在創作音樂嗎?

「算是邊走邊摸索吧,讓它成為工作的一部分不難,看你是不是真的想跟音樂長久走下去而已。因為我現在其實還是打工族,最多有一個月打三份工的狀態,拿這些事情中間僅有的空檔處理團務、創作、錄音、演出……等等,生活其實不是很輕鬆,但能繼續做音樂就可以了。」

 

--そうなんだ。初めてライブをしたときの気持ちや場面を覚えてる?

「教会か中学校か、どちらの大会か忘れましたが、舞台の下は人でいっぱいで、多くの目に見られていたことを覚えています。

そのうえ騒いでいる人やお喋りをしている人もいて、私の緊張は想像を絶するものでした。全身が強張り、震えていたことを覚えてますね(笑)。

なんとかしてパフォーマンスを終えることができましたが、『本当にこんな酷い出来なの?』と思うくらい。

現在でも目標としているパフォーマンスレベルには達していないので、あの頃を振り返りながら、依然として模索しつつより良いパフォーマンスを目指してやっています」

 

--原來是這樣,那還記得第一次表演的心情跟畫面嗎?

「忘記是在教會還是國中的才藝比賽了,台下都是人,好多雙眼睛,甚至還有人在打鬧聊天有點躁動的情況,緊張得超乎想像,整個人又僵硬又發抖,一邊硬撐完成演出,一邊心想:「我真的這麼遜嗎?」

到現在都還沒達到心目中想做到的演出程度,仍舊在持續學習中。」

 

--将来的には、日本でライブをしてみたい?

「以前、日本の『VIDEOTAPEMUSIC』というアーティストと台北の『The Wall Live House』で一緒にライブをする予定がありました。

お誘いを受けたときは嬉しくて携帯を持ちながらジャンプしましたね。でも、すぐにコロナが全世界で蔓延してしまって。

2020年の年初に名古屋と金沢に旅行に観光で行ったのですが、そのあとここまで酷くなるとは思ってませんでした。おおかた誰も予期してはいなかったと思いますが。

つまりは、ずっと日本でライブをしてみたいと思ってます。メンバーもみんなそう。皆さんが健康に過ごせることを祈って、いつかお会いできる日をたのしみに」

 

--將來若有機會去日本表演的話,會想試試看嗎?

「話說之前原本有要跟 VIDEOTAPEMUSIC 在台北的 The Wall Live House 一起演出的,收到邀約的時候興奮得拿著手機蹦蹦跳,但沒多久全世界就爆發疫情了,其實年初還有去名古屋、金澤旅遊,沒想到後來會這麼嚴重。

總之,非常想去日本演出,問題總部的團員們也都很想!希望大家平安健康,期待見面的日子」

 

--いつか日本で歌声を聴ける日をたのしみにしてるね。そうだ。台北という街で音楽活動をしてきて、この街に対してはどんな印象を持ってるかな?

「長い間住むと当たり前に思いがちですが、私は正直、この街の忙しない感じがあまり好きではないです。ときどき、街を歩く人々の顔つきが少し怖く見えることもあります。

でも、深夜2時くらいなればたいてい人は少なく、日々の業務やプレッシャーから解放された落ち着いた街並みを見ることができて。

台北はただただ人々を運ぶ、ボートのような役割に過ぎないことが分かります。

日中の交通量がピークの時間帯を除けば、台北にはどんなことにも挑戦してみたいというような雰囲気が流れている気がしますね。

もし昔の台北の様子を見てみたい場合には、1985年上映の台湾映画である〈青梅竹馬〉をおすすめします。

風情がある、台北の当時の様子を知ることができますよ」

 

--非常期待! 對了,在台北生活這麼長一段時間,對於這座城市有什麼樣的印象?

「長久地生活在其中常常忘了台北的樣子,不是很喜歡它繁忙的狀態,有時候顯得太匆忙而有點面目猙獰,但如果是凌晨兩點散步在路上,通常沒什麼人了,可以窺見卸下日常職務與壓力的城市伸了個懶腰,它也只是一個承載大家的小船而已。

白天若把交通尖峰時段排除,它倒有一種對任何事情都躍躍欲試的氛圍,此外,如果想看看老台北的樣子,可以參考楊德昌的《青梅竹馬》,裡面是迷人又帶點頹廢的版本」

 

--昼と夜で表情を変える台北を見てきたんだね。そんなハナだからこそ、台北でおすすめの場所があったら教えてほしいな。

「私は食にもあまりこだわらないし、遊びに行くのもそこまで好きじゃないんですよね。

音楽、本、映画が好きなので、訪れる場所も映画館やCDショップ、古本屋、喫茶店、ライブハウスとか。

それでよければ、最近よく訪れる場所をおすすめします」

 

--感覺已經看遍了台北的各種樣貌呢,也想問問有喜歡去的地方嗎?

「我是個不太在意食物也不太喜歡玩樂,意外很無聊的女子。基於喜歡音樂、文學和電影,我會去的地方也不外乎只有電影院、唱片行、二手書店、咖啡廳和Livehouse了,近期最常待著的地方有——

 

1.早秋咖啡

 
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「以前、早秋咖啡で少しの間働いていました。もともと深夜まで営業していているカフェが好きなんです。

いつもパソコンを持って仕事をしに行くことが多いのですが、中途半端な時間に閉店で出なきゃいけないのが嫌なので」

 

1. 早秋咖啡

「之前曾在早秋工作一段時間,營業時間到午夜十二點,喜歡開比較晚的咖啡廳(但布夏只開到十一點,是內湖少有開比較晚的了),因為都會帶著電腦去做事情,可事情老是做不完。」 

 

 2. The Bar

 
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「公館という場所にある『The Wall』というライブハウスの中にあります。

毎週水〜土曜の22時を過ぎると、外の廊下にDJセットが置かれ、私もたまにそこで90分間歌を流したりします」

 

2. The Bar

「位於公館的The Wall Live House,在每週三到六的晚上十點過後,外面的走廊會有DJ Set,我偶爾會在那邊放上90分鐘的歌!」

 

3. 茉莉影音館

 
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「中古のモノを扱うお店を巡るのが好きで、このお店には本やCDを買いによく訪れます。誰かが手放したものは、もしかしたら誰かの宝物にななる。しかもお手頃な価格で、普段は出会えないモノに出会えるかもしれないし。

なんか、おばあちゃんみたいなリストになっちゃったかもしれません(笑)」

 

3. 茉莉影音館

「一直都很喜歡逛任何種類的二手店,通常是去買書或唱片,人家放棄的東西有可能是另一個人的寶藏,可以用便宜的價格買到不錯的東西」

看吧,好像老太太的清單,我會督促自己多出去玩的。

 

--最後に。今の夢、目標があったら教えてほしい!

「直近の目標は、制作中のEPの完成です。すでに半分はできていますが、いつも何かが足りていないような気もしていて。

来年の初めには完成させたいですね。初めてのソロ作品で、ありがたいことに多くの友達に協力してもらいました。完成したら私のアカウントで告知するので、期待して待っていてほしいです。

私たちのバンドはここ最近でライブの予定も多くなってきて、徐々に忙しくなってきました。模索しながら新しい作品を制作しています。

活動を安定して続けること、もっと飛躍できることを願って努力し続けていく。それが目標かもしれません。最後は貯金ですかね。芸術大学に戻って、卒業できるまで貯めたいです。

だいたいはこんな感じで、自分のことは比較的リアリストだと思ってます。こういう短期の目標を立てることが多いですね。

大きすぎる幻想は距離感を感じて行動できなくなるから、そうやってバランスを取りながら歩みを進めていきたいと思ってます」

 

--最後,想問現階段的目標或是夢想?

「現階段的目標就是完成我自己的EP,已經有半成品了,個性使然總是覺得好像多加個什麼會更好、更完整,希望能在明年初做完,第一次獨立發行作品,也先謝謝朋友們的幫助,期待它完成的那一天。

至於問題總部,現在演出比較多一些所以變忙了,我們也在如火如荼地寫新作品中,希望能繼續好好地扶持彼此,帶彼此走向更遠的地方。最後就是好好存錢,存到學費再回去把藝術大學唸完。

大概就是這樣,非常實際的回答,我比較在行這種短期目標,太巨大的夢想會產生距離感而使我無法行動」

 

 

ハナの現在地。

バンドとしての目標を持ちながら、現実的に行動していく。仕事の1つとして音楽活動に勤しむハナのスタンスは、今どきな生き方だなと素直に感じた。

そんな彼女のこれからをチトセは追っていき、みんなにいつかまたお届けできたら嬉しいな。

ハナの次の現在地は、いったいどこにあるんだろう。

 

帶著樂團的目標,同時也實際、努力地過著生活。音樂除了是人生中的夥伴之外,也是工作的一部分,在字裡行間,直球地感受到這個世代的生活態度。

期待她今後的活躍,也希望我們 “チトセ” 能夠再次介紹她。佳慧的下一步目的地,會是在哪裡呢?

 

 

僕らの友達について

■丁佳慧(Hana Lin)、Hana(ハナ) 

Instagram:@imtyping._



■陳育維(Chen Yu Wei、チェン ユウ ウェイ)

写真家。1996年生まれ。大学ではファッションを学び、東京への留学経験も。台湾に帰国後、フリーランスの写真家となる。頭に思い描いた情景を、レンズを通して、見てくれる人々に届けたい。

Instagram:@cywazr

 

 

記事の創り手について

■シュン – 取材・執筆

チトセの代表と編集長、カメラマンを務めています。“僕らがたのしく生きるために” をテーマに、親しい友人から話を聞いているような、そんな等身大のメディアを目指して。「楽しいから楽しむのではない。楽しむから、楽しいのだ。」という言葉を大切に日々を生きています。

Instagram:@shun_booooy

 

 

【台湾ガールの現在地<台北女森> vol.4】Hana(ハナ)

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